新種！〜炎のような赤い斑紋をもつサンショウウオ〜

ホムラハコネサンショウウオ Onychodactylus pyrrhonotus

炎のような斑紋をまとったサンショウウオ

本州に広く分布するハコネサンショウウオの中には、「近畿型」と呼ばれる遺伝子的に他とはちがう集団が知られていました。2022年2月、この集団は遺伝子や外部形態の違いから、この集団は ホムラハコネサンショウウオ Onychodactylus pyrrhonotus として新種記載されました。種小名の「pyrrhonotus」は「火の色の背中」という意味で、和名の「ホムラ（焔）」同様、背中にある鮮やかな赤い斑紋をもつ本種の特徴が由来となっています。また、新種記載論文において岐阜県と石川県にも生息していることが初めて報告されました。