ギンブナ・それ以外のフナ
オスなんていらない!! メスだけで子孫を残せる「単為生殖」
知っているようで知らない「フナ』
ここでは単為生殖で雌性発生するものをギンブナとします。
オスの遺伝子はいりません!!
ギンブナは卵の発生を開始するために精子の刺激が必要なので、他のフナ類のオスに対してフェロモンを分泌し、放精をさせ受精します。しかし、オスの精子はきっかけづくりのみで遺伝子を残すことはできず消滅してしまい、ギンブナのクローンのみが増えていきます。こういった発生を「雌性発生」といいます。「有性生殖」と「単為生殖」
私たち人を含む哺乳類などは、オスの精子とメスの卵が受精することで子を作ります。これを「有性生殖」といいます。
一部の魚類や爬虫類では、メスのみで子を作ることができます。この場合、子はメス親と同じ遺伝子のみが受け継がれるため、メス親のクローンとなります。これを「単為生殖」といいます。